流れに身を任せて

世界は今まで完全だったし、これからも完全なのだ

二つの雨

雨音を聞くとき二つの気持ちに分かれる

憂鬱、恵

憂鬱を感じるのは今に始まったことではないがここ数年多い気がする。

雨のにおいも感じられずただ憂鬱なのだ。

きっとこの雨たちは排水溝に流れて下水道に吸い込まれていくのだろう。

俺も下水道でうずくまって鬱々としているように投影してしまうのだ。

一方恵を感じるときは幼少時代から青年時代に多かったように思う。

季節、天候の変わりを象徴しているようでそれは変化だ。変化はとても気分がよくなる。代り映えのない毎日を洗い流してくれる恵みの雨。そのように感じられていたのだ。だが最近ではそう思うことも少なく、ただ雨に濡れてとぼとぼと行く当てもない迷い犬になった気分になることが多い毎日だ。